現代では一年中たまごの品質は変わりませんが、もともとはたまごにも旬があり、春から初夏にかけての限られた時期にしか生まれない貴重なものでした。今でも有精卵の場合は、母体内で時間をかけ卵が成熟されるため春は栄養価が高くおいしいといわれます。
たまごのたんぱく質が良質といわれるのは、アミノ酸スコアが100だから。アミノ酸スコアはたんぱく質の栄養価を示す指標で、体内で合成できない9つの必須アミノ酸がバランス良く含まれていることを表します。体内で充分なたんぱく質を生成するにはすべての必須アミノ酸を満たすことが大切ですから、スコアが100に近いほど質が良いとされるのです。