夏が本格化する前に、光老化について知っておきましょう!

2025年6月20日

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6月も後半となり、いよいよ夏本番が近づいてきました。過去にも紫外線関連のTOPICSを公開しましたが、今回はもう少し掘り下げて光老化について詳しく解説していきます。

■ 光老化とは?

年齢を重ねると気になってくるのがシワ、たるみ、シミといった肌悩みですよね。実はこのようなお悩みは歳のせい…だけではないのです!
肌老化には主に「自然(生理的)老化」と「光老化」の2種類があります。近年の研究では、肌老化の約80%が光老化によるものと報告されており、加齢以上に紫外線の影響が大きいと言われています。
どちらも皮膚の老化プロセスですが、メカニズムが異なります。
自然老化は、細胞の入れ替わりとホルモン変化が原因で、年齢を重ねることによってゆっくりと進みます。
一方、光老化は紫外線が主な要因となり、自然老化よりも早く、肌へのダメージも大きいのが特徴です。

UVA UVBの図解

紫外線による皮膚の損傷は、その波長に応じて異なります。UVBは皮膚の表層に影響し、シミの原因となる色素細胞(メラノサイト)を作ります。
これに対し、UVAは皮膚の深くまで到達し、皮膚の主な組織であるコラーゲンとエラスチンの構造を壊します。そのため、光老化が進行すると肌の弾力がなくなり、シワ、たるみ、シミといった老化の兆しが現れるのです。

■ 光老化を防ぐには?

自然老化とは異なり、紫外線対策を徹底することで光老化は予防することができます。今すぐにできる紫外線対策を4つご紹介します。

① 日差しが強い時間帯の外出を避ける

一般的に10時頃から14時頃までが紫外線量のピークで、正午付近が最も紫外線が強くなるといわれています。外出する際はできるだけピークの時間帯を避けるようにしましょう。

② 日陰を選んで歩く

外出時には日陰を選んで歩くのも効果的です。ただし、紫外線は空気中で散乱したり、地面や建物から反射したりするので完全に防ぐことはできません。日焼け止めなどの紫外線対策を併用することが必要です。

③ 日傘や帽子、サングラスなどを活用する

紫外線ダメージを最小限に抑えるためには、物理的な防御も必須です。紫外線カット加工が施された衣類、日傘や広いつばの帽子、UVカット機能のあるサングラスが有効です。

④ 日焼け止めを塗る

日焼け止めを適切に使うことで、紫外線による皮膚ダメージを防ぐことができます。利用するシーンによっておすすめのSPFとPAの数値は異なりますから、シーンあった日焼け止めを塗りましょう。

  • 日常生活:SPF20 / PA++程度
  • 屋外での運動・レジャー:SPF30以上 / PA+++以上

※ SPFやPAが高いものほど肌への負担も増す可能性があるため、肌質に合った製品を選びましょう。

また、日焼け止めは汗や水で落ちやすいため、こまめな塗り直しが必要です。曇りの日や室内でも紫外線は届くため、毎日の使用を習慣にしましょう。

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紫外線吸収剤不使用なので、どなたでも使いやすい
日焼け止めです。
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ディープラス クリーミーベース(SPF20/PA++)

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■ 紫外線を浴びてしまったら?

紫外線対策をしっかりしていても、完全に紫外線を防ぐということは難しいもの。長時間外出をした日にはアフターケアも怠らないようにしましょう。

imyの紫外線アフターケアアイテム

アクアローション

マイナスイオン酸素水*1が日焼け後の肌をやさしくケア。
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■ 生活習慣も見直して、美しい肌へ

光老化対策は、スキンケアや紫外線予防だけではなく、生活習慣の改善もカギとなります。

バランスの取れた食事

ビタミンA・C・E、ポリフェノールは抗酸化作用のある栄養素として知られています。これらの栄養素は、紫外線によるダメージから皮膚を保護し、光老化の影響を軽減することが期待されるので、意識して摂るようにしましょう。

  • ビタミンAを多く含む食品:かぼちゃ、にんじん、卵、うなぎ など
  • ビタミンCを多く含む食品:ピーマン、ブロッコリー、レモン、キウイ など
  • ビタミンEを多く含む食品:鮭、アボカド、ナッツ類、オリーブオイル など
  • ポリフェノールを多く含む食品:ブルーベリー、リンゴ、ぶどう、緑茶 など

十分な睡眠をとる

個人差はありますが、一般的に7~9時間の睡眠をとると肌に良いと言われています。
また、毎日の就寝時間と起床時間を同じにすることで体内時計のリズムが整い、睡眠の質も向上します。

適度な運動をする

適度に運動をするとセロトニン(別名:幸せホルモン)が分泌されるため、ストレスの緩和や睡眠の質の向上に役立ちます。
また、血流が促進されることで肌のターンオーバーにもよい影響を与えます。

 

いかがでしたか?今回は光老化について解説させていただきました。
光老化への対策は、時間と努力が必要ですが、その結果は長い間、肌の若々しさを保つことにつながります。
紫外線対策、スキンケア、健康的な生活習慣を心がけ、皮膚の老化に立ち向かい、健康で活力ある外見を長く保ちましょう!


※ メーキャップ効果による
*1 恒pH性酸素水(ベース成分)
*2 アロエ葉エキス、クズ根エキス、クロレラエキス(全て整肌成分)

この記事の監修

【株式会社アイ.エム.ワイの総括製造販売責任者】
薬剤師の資格を持ち、アイエムワイ製品の製造販売において総括的な責任者。専門的な知識をもってTOPICSを監修しています。


【参考資料】
・上出良一J.Soc.Cosmet.Chem.Japan.Vol.30,No.3,1996,p265-272
・須賀 康、順天堂医学、52 巻 、3 号、p. 429-436(2006)
・水野 誠、J.Soc.Cosmet.Chem.Jpn、47巻、4号、p271-277
・日本化粧品工業会紫外線編、https://www.jcia.org/user/public/uv/