冬の乾燥対策で透明肌を目指す!

紫外線の季節も終わり、いよいよ乾燥の季節がやってきます。秋から冬にかけて気温や湿度が低下し、肌が乾燥しやすい季節です。
今回のTOPICSでは、美肌や透明感を目指す方にはとても重要な「肌の保湿」について解説していきます。
■ 皮膚の構造について
皮膚は表皮、真皮、皮下組織で成り立っており、表皮の表面には角質層があります。角質層は25~30層の死んだ細胞からなり、乾燥や紫外線、細菌、化学物質といった外的刺激から肌を守る「バリア機能」の役割があります。
角質層にはもう一つ「保湿機能」があります。角質細胞内の天然保湿因子(NMF)が肌の水分を保ち、体内の水分が外部へ蒸発するのを防ぐ役割をしています。
肌の水分量が十分に保たれていると、角質層がバリアになって外的刺激から肌を守ることができますが、空気の乾燥が進むと角質層の水分量が不足し、外的刺激を受けやすくなり、肌荒れを引き起こします。
■ スキンケアの基本は「保湿」
乾燥対策において最も大切なのは、肌の保湿です。保湿をしっかり行うことで、角質層に水分が行き渡り、バリア機能を回復させることができるため、あらゆる肌トラブルの予防につながります。
肌が乾燥し、バリア機能が低下している時は水分だけでなく皮脂を作る機能も低下するので、乳液やクリームで油分も補うことが必要です。水分と油分のバランスを保つことが、乾燥やバリア機能の低下を防ぐためのポイントです。
また、保湿剤を使用する際の量にも注意が必要です。少量では十分な効果が得られないことがあるため、適量をしっかりと塗布することが大切です。1日2回の保湿が、角質層の水分量を高め、肌のバリア機能をサポートすることが研究で証明されています。皮膚の乾燥を感じたら、まずは1週間、1日2回の保湿ケアを続けてみてください。
保湿剤は、入浴後の10分以内に塗るのが最も効果的だとされています。入浴後、そのままの状態にすると時間が経つにつれて皮脂が失われ、角質細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)の流出によって皮膚の乾燥が起こります。入浴後の10分以内のタイミングで保湿を行うことで、肌の水分を保持しやすくなります。
「保湿」と聞くと一番に“乾燥”が連想されますが、先述の通り肌のバリア機能にも深く関わっています。保湿が不十分な状態では、このバリア機能が低下し、紫外線などのダメージを受けやすくなります。その結果、シミやシワといった肌老化の原因にもつながりますから、スキンケアの基本は「保湿」といえるのですね。
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■ 生活習慣で意識したいこと
乾燥肌を防ぐためには、スキンケアだけでなく、生活習慣の見直しも重要です。
日常的に加湿器を使って室内の湿度を50~60%に保ち、暖房の温度を過度に上げすぎないよう心がけましょう。
また、入浴時にはシャワーで済ますのではなく湯船に浸かるようにしましょう。湯船に浸かることで血行が良くなり肌のターンオーバーも整います。体を洗う際はナイロンタオルを使う代わりに、柔らかい素材のタオルで優しく洗うことをおすすめします。
imyの泡ボディシャンプーは泡で出てくるタイプのボディシャンプーなので、肌に負担をかけることなく汚れを落とすことができます。天然保湿因子の主成分であるPCA-Na(保湿成分)を化粧水レベルで配合しているので、洗い上りはつっぱらずしっとりとした潤いが感じられます。
さらに、栄養バランスの良い食事や十分な水分補給、適度な運動習慣も乾燥肌の予防に効果的です。
冬は乾燥が進みやすく、肌が敏感になりやすい季節です。乾燥対策として、保湿ケアを徹底し、加湿や生活習慣に気をつけることで、透明感のある美しい肌を維持することができます。
冬の乾燥に負けない健やかな肌を保つために、日々のスキンケアを大切に、生活習慣も意識して、誰もがうらやむ透明肌を目指しましょう!

この記事の監修
【株式会社アイ.エム.ワイの総括製造販売責任者】
薬剤師の資格を持ち、アイエムワイ製品の製造販売において総括的な責任者。専門的な知識をもってTOPICSを監修しています。
【参考資料】
・パートナー機能形態学改訂第2版(南江堂)p276-280
・北村ほか「肌荒れの発生機序と有効成分の開発に関する研究」日本化粧品技術者会誌Vol29(2)p133
・河野善行「保湿・肌荒れ防止用化粧品の有用性と製品開発」J.Soc.Cosmet.Jpn,36(4)p253
・大谷ほか「保湿剤の効果に及ぼす塗布量および塗布回数の検討」日本皮膚科学会雑誌/Vol122(1)p39
・野沢ほか「保湿剤の効果に及ぼす入浴と塗布時期の関係」日本皮膚科学会雑誌/Vol121(7)p1421
・早坂ほか「日本健康開発雑誌」Vol39,p1